※ディスカス飼育Q&A 只今製作中です。

※ご質問も随時受付しております!!

 

ディスカス飼育 Q&A 

これを知ればディスカスは簡単に飼育できます!!

 

【基本編】

【実践編】

 

【基本編】

 

Q1 ディスカスの飼育をスタートする際に必要なものは?

 

水槽
飼育するディスカスのサイズ、数に合わせて水槽サイズを選びましょう。
幼魚なら60cmレギュラー水槽 (W60cm D30cm H36cm) でも飼育できます。
ディスカスが成長してきたら60cmワイド水槽 (W60cm D45cm H45cm) 以上のものが望ましくなります。
ディスカスの定番水槽は90cm水槽 (W90cm D45cm H45cm) です。
水量も150リットル以上となり水質も安定もしやすくなります。

 

水槽蓋
ディスカスも水槽外へジャンプすることがありますので
水槽蓋をしてください。ガラス製のものでも良いですが
ポリカーボネイト製のプラスティック段ボール板を
ご自身でカットして使用するのも良いでしょう。当店の水槽蓋は全てそれです。

 

濾過機
上部濾過機、スポンジ濾過機、サンプのあるオーバーフローシステムなどを使用するとよいでしょう。
容易にメンテナンスできるものが好ましいです。

 

●照明
観賞魚用のライトを使用してください。ただしディスカスは照度が高い環境を嫌いますので
LEDをの場合、比較的照度(ルクス)が高くない製品を選んでください。

 

エアレーション(エアストーンとエアチューブ)
水槽内の溶存酸素量を低下させないため、さらに水槽内の水を循環をさせるために必要です。エアストーンは粗目のものが目詰まりしづらく長く使用できます。

 

ヒーターとサーモスタット
比較的高めの温度帯で飼育するディスカスですのでヒーターとサーモスタットは
安全性、信頼性の高いものを選んでください、(商品、メーカーの評価は必ず検索してください。)一体型のものよりヒーターとサーモスタットが別売りのもの、またサーモスタットが35度まで調整できるものを使ってください。

 

水温計
観賞魚用のもので、35度以上迄目盛りがあるもの

 

その他 必ず必要ではないが持っておいて欲しいもの
PHを正確に測定できるもの
GH、KH測定キット、導電率計 水換えに必要な用具、魚用網

 


Q2 ディスカス水槽を置く位置はどこが望ましいですか?


飼育スタート時期などは、ディスカスは警戒心を高め、臆病になります。
出来るだけ水槽外からのストレスも軽減した方が良いです。

振動が多い床への直置き、ドアの近く
人が常に往来する場所、水槽に人や物がぶつかりそうな場所への
水槽設置はは避けた方が良いでしょう。
直射日光が入る場所、室内照明のつけ消しが多い場所も
ディスカスは嫌います。光への工夫が必要です。

 

Q3 ディスカスの飼育に適した水温、水質は?

 

私の経験では26ー30℃が適した水温と考えます。平均的には28℃前後が良いと思います。

一般的な熱帯魚より若干高い水温の方が安定して飼育できます。

 

ワイルドディスカスの生息地である南米アマゾンの水質からそう言っているのか?

アジアのディスカスファームの水質からそう言っているのか?

定かではありませんが、ディスカスには弱酸性の軟水が飼育に適していると言われてます。

日本の水道水は若干PHを上方に調整している場合もありますが

ほとんどが”中性の軟水”にあたります。硬水の地域はほとんどございません。

 

PH7.5、GH、KHともに3ぐらいの水道水は

ディスカス飼育用水としても使用しやすいと思います。塩素抜きをして、あとは特に調整せず使用できます。

※受水槽が老朽化した集合住宅、水道管が錆びて赤い錆水が出る住宅の場合は、プレフィルターを付けたり

錆水が消えるまで水を出し続けて水道水を使用してください。

※水道水の原水が井戸水の場合、井戸水を自前でひいている場合、その水質が特殊な場合もあります。

水質をよ測定し、検証したのちにディスカスの飼育水として使用してください。

※硝化濾過が出来ていない立ち上げ時期の環境ではPHを6.5に調整して使用してください。

 

 

ディスカスは水質への順応性が非常に高い魚です。

上記の数値から多少外れているほとんどの水道水に、適応するはずです。

またアルカリ度が低い水道水(KHが低い)の場合、濾過バクテリアが活動することで

急速にPH5.0以下の酸性に降下しやすくなります。目が白くなったり、大きなダメージを受けるので

気をつけてください。

いくら水質順応性の高いディスカスといえども

急激なPH変化、硬度変化で重度のダメージを受けますので、そちらも気を付けてください。

 

Q4 ディスカス与える餌は何が良いですか? 与える頻度、量は?

 

ディスカスは雑食性の魚ですので、餌付いてしまえば何でも食べます。

一般的に入手しやすいディスカスの餌は

 

冷凍赤虫、ディスカスハンバーグ、乾燥粒飼料、乾燥フレーク飼料、フリーズドライフード(ワームや赤虫)

などになりますが、各餌で嗜好性の高さ(好み、餌付きやすさ)、栄養価、、そして水の汚しにくさに差があります。

以下、私の経験から考えた各項目においての飼料の順列になります。参考にしてください。

 

・嗜好性の高さ(好み、餌付きやすさ)の順番は

冷凍赤虫 > フリーズドライフード(ワームや赤虫) > 乾燥フレーク飼料 > ディスカスハンバーグ > 乾燥粒飼料

・栄養価の高い順番は

ディスカスハンバーグ >  乾燥粒飼料(配合物による) > フリーズドライフード(ワームの場合) > 乾燥フレーク飼料(配合物による)> 冷凍赤虫 

となります。

・水を汚しにくいエサの順番は

冷凍赤虫 > フリーズドライフード(ワームや赤虫) > 乾燥粒飼料 > 乾燥フレーク飼料 > ディスカスハンバーグ 

 

上記の餌の何をどれぐらい一日に与えるのか?

ディスカスの若さや、餌の種類、飼育環境、水換え頻度や水換え量に応じて

給餌量、頻度は変わります。

ディスカスが幼魚であれば給餌頻度は高く(3回以上)、量は空腹により凹んだお腹が少し膨らむ程度に与えるようにすればよく

アダルト魚であれば、一日に3回ぐらい。同様に与えればよいでしょう。

幼魚を育成する場合、栄養価の高いハンバーグを多少与えることで

立派なサイズとフォルムのディスカスへと成長させることが出来ます。

しかし、飼育者のケア(水換え頻度、量)、メンテナンス(濾過機メンテナンス)を超えた

給餌を行うと、必ず大きなトラブルへとつながっていきますので、気を付けてください。

 

Q5 レイアウト水槽でディスカス飼育は可能ですか?

 

可能ですが、気を付けなければならないポイントとがいくつかありります。

まずディスカスに与える飼料を水に溶けにくい性質のものにした方が良いでしょう。

有機質が腐敗する箇所を極力作らないため、底砂をかなり薄めに敷く必要があります。

水草を入れたい場合、ポットに粗目の砂利を入れて水草を植えたものを水槽に配置する方が良いかもしれません。

石に活着させた水草を入れるのも良いですね。

流木も大きめのものを避けて、小さく細いものを使用した方が腐敗の規模を抑えることが出来るでしょう。

 

Q6 ディスカスは他の熱帯魚と混泳可能ですか?

 

ディスカスは比較的高水温を好む雑食性の中型魚であり

低PH域(PH5.0~5.5)の環境下でも

大きなダメージを受けないという特性も踏まえて

混泳魚をチョイスしましょう。

ディスカスの口に入るサイズの小型魚、甲殻類は、捕食されてしまうので混泳できません。

ディスカスより小さなサイズのエンゼルフィッシュや、比較的おとなしい南米シクリッドとは

上手く折り合いつけて共棲します。

大きめサイズのカラシン類、同じくサイズ大きめで

低PHに強い草食系プレコ、コリドラスなども良いタンクメイトとなります。

お掃除プレコも大きくなってくるとディスカスの体表を舐めることがあり

ひどい場合は舐め殺すこともありますので、気を付けてください。

たまに大型のアロワナ(ディスカスはアロワナに捕食されない程度の大きめサイズ)との

混泳風景を見ることがありますが、私は試したことはありません。

機会があれば試してみたいですね。

チャオチャオの東京時代に様々な種と混泳させることによって

成立したディスカスのレイアウト水槽の1例がございます。

是非参考にしてみてください。

https://ciaociao-blog.blog.ss-blog.jp/2014-04-29

 

 

 Q7 60cmワイド水槽(幅60cm 高さ45cm 奥行45cm)の水槽にディスカスは何匹飼育できますか?


ディスカスの成魚(全体長16cm程度)に必要な十分な水量は
ざっくり申し上げて20~25リットルと考えて良いでしょう。
60cmワイド水槽の水量は約100リットルですので
その水槽内に飼育できるディスカス成魚は4~5匹となります。
90cm水槽(幅90cm 高さ45cm 奥行45cm)は約150リットルですので
6~7.5匹のディスカス成魚を飼育できる事になります。
これを聞くと随分と飼育できる数が少ないと感じませんか?

まずディスカスの成魚(全体長16cm程度)に必要な十分な水量
”ざっくり申し上げて20~25リットル”という数値は
”ディスカスの成魚を飼育するうえで無理のない水量”と捉えてください。

私のような生体を仕入れて販売するショップの場合
成魚を12匹ぐらい90cm水槽に入れてしまうことがございます。
限られた水槽数で、魚をストックする場合、一時的に水槽内に魚を多めに入れることは
少なくございません。
その水槽内では1匹当たりの餌が不足しがちになったり、ミネラル微量元素が枯渇したり
急速に水が酸性化したりなど”無理”が起きてしまいます。

逆に、90cm水槽にペアだけだったり
たまに実験的に成魚、幼魚問わず1匹だけ水槽に入れたりなどすることもございます。
勿論ペアの飼育であれば水槽が必要以上に大きくても何の問題もございません。

1匹の場合はどうかといえば、最初はオドオドしておりますが
次第にその環境に慣れて、ついには広い水槽の中で悠々と1匹で泳いでいる姿を見ることが出来ます。

1匹当たりの水量が多すぎることはありません。ディスカスがその環境に慣れれば、逆に良いことばかりなのです。

熱帯魚屋に行くとディスカスは数を飼育した方が良いと言われることもあるでしょうが
サイズの小さな幼魚や若魚の導入を考えている場合でも
先々その魚たちが成魚サイズに成長する事を考慮して
上で申し上げた”ディスカスの成魚を飼育するうえで無理のない水量”を目安に
飼育匹数を決められると良いと思います。

勿論,多少なりより多くの匹数を飼育できない訳ではありません。
その分、多くの餌を与えなければならず、水換え頻度、水換え量も増え
さらに濾過槽や掃除などのメンテナンス頻度も上がってきます。
トラブルの発生頻度も高まりますので、その辺りも承知したうえでディスカスを飼育数を考えていただければと思います。

 

 

【実践編】

 

 

Q8 ディスカス水槽の立ち上げ方法は?

 

第一段階の水槽の立ち上げとは、アンモニアを酸化させて、アンモニアより毒性が低い

亜硝酸、硝酸塩へと変える独立栄養細菌を水槽環境(濾過機など)に定着させるまでの工程になります。

濾過装置のある一般的な水槽セッティングをしたのち

1.水槽にカルキ抜した水をいれて一日エアレーションしておきます。
2.バクテリア液を入れます。濁りが出る製品もあるので、濁りが出た場合は水が透明になるまで濾過機を回して置いておきます、
3.PHを6.5に調整し、アンモニアに強いテストフィッシュ(金魚など)がいれば
その魚を、ディスカスであれば小さめの個体を少数入れます。
4.1週間おきに全量の半量程度(半量以上でも、もちろん可)をPH6.5に調整したカルキ抜きした水を使用して水換えを行う。
水換えののちバクテリア液を再添加します。
水の濁りがひどい場合は水換えの間隔を最短で中3日まで短くすることができます。

1カ月間、この行為を行いアンモニアから亜硝酸や硝酸を生じる硝化濾過作用を完成させます。
この期間はできるだけ、ハンバーグ、乾燥飼料などの栄養価が高く、水に養分が溶出しやすい飼料は与えず
赤虫などを少量与えるにとどめてください。
水槽の有機質を分解する従属栄養細菌の定着法については別の質問で紹介いたします。

 

Q9 ディスカスの導入方法は?

 

●既存魚と同じ購入店のディスカスを新たに導入する場合。ただし、既存魚と即に同居させて良いか?は購入店に確認する事。

1.新規魚の袋の水と、水槽の水の水温が大きく違う場合は
一旦魚の袋を水槽に浮かべ、温度を合わせておきます。

2.魚の袋を開け、可能ならば袋の水のPHとGHを測定する。
水槽の水と極端に値が違う場合は、ゆっくり水合わせを
近い数値の場合は、長く時間をかけず
水合わせをすれば良い。

3.水合わせののちに導入魚を水槽の中に入れる。


●異なったショップで購入した新規魚を導入する場合。

感染症を発症する可能性が少なからずあるため
既存魚と新規魚は、本来すぐに一緒にするべきでありません。

既存の水槽と同じ菌類が活動していると考えられる
濾過状態の良いトリートメントタンクを用意し
新規魚をまず新しい飼育環境=飼育水の水質、水槽に活動している細菌類に
慣らすべきです。このタイミングで使っているエサにも慣らすと良いでしょう。

トリートメントタンクには、他の生き物は入れず、新規魚だけで入れてください。
しばらくその状態で飼育して、タンク内で新規魚が
エサ食い良く、活発に活動するようになれば
トリートメントタンクに既存魚を入れてみてください。
一度水換えをしたのち、何も感染症が起こらなければ
新規魚を既存魚いるの水槽に入れても構いません。

トリートメントタンクが用意できない場合、リスクをはありますが
いきなり新規魚を既存タンクに入れることになります。

リスクを認識したうえで ”既存魚と同じ購入店のディスカスを新たに導入する場合。”の方法で導入してください。
感染症は、クジでハズレを引くようなものですので
発症した場合の対応をあらかじめ知っておく事をお勧めします。

Q15に ●外部からの菌による集団感染症のケース 治療法 を紹介しております。

 

 

Q10 ディスカスの飼育では水換えをたくさんしなければならないと言われてますが、どの程度すれば良いですか?

 

水換えの目的は”汚れた水"を排出して綺麗な水に入れ換えるということだけ
のように思われますが、実はその他にも様々な効用があります。

飼育水に溶け込んだ餌のドリップや、魚の粘液などの有機質の濃度が高くなり
俗にいう”汚れた水”になります。
この有機質が濾過槽の濾材などに付着して環境をを悪化させていきます。
ですので給餌のたびに水槽内の”汚れた水”を全排水し
新しい水に全て入れ換えるのが理想といえるでしょう。
※東南アジアのディスカス飼育法がこれにあたります。給餌のたびに全換水を行います。

さらに餌やリ、水換えの間はフィルターを作動させないほど徹底すれば
良いのかもしれませんが、一般の飼育環境ではまず出来ない事だと思います。
ですので自分が出来る範囲で、できるだけ多く、頻度高く水換えを行う事が
良しとされるでしょう。

濾過が出来上がった環境で
ディスカスハンバーグのような高たんぱくの餌を与え続けていけば
飼育水は急速に酸性化していきます。
余りにも飼育水が酸性に傾くとディスカスは深刻なダメージを受けてしまいますので
その前に水換えをする必要があります。水換えは飼育水のPHを調整する有効な手段でもあります。

また飼育水のKHで示されるアルカリ度によっても
飼育水の酸性化のスピードは違いますので気を付けてください。

またディスカスの健康維持や成長に必要なミネラル、微量元素を
補給する意味でも飼育水を新鮮な水に入れ換える必要があります。ディスカスにとって水換えは、給餌と同様に重要なものなのです。

以上のことから可能な限りの量、頻度とも水換えをすることがディスカス飼育の肝となりますが、水量に対して魚の数を減らす、餌の量を減らす、餌の種類を、低タンパクで水に溶けにくいものにすることで、水換えの量、頻度を抑えることもできます。

飼育者の環境は1つとして同じものはありません。
ですので飼育者がディスカスを飼育をしていきながら、自身が可能な
水換えの量、頻度を見つけていくことが大事だと思います。

 

Q11 ディスカスの喧嘩が絶えません。解決方法は?

 

ディスカスは、もともと喧嘩することで自身のテリトリーを確保し、異性の相手を獲得する魚です。

喧嘩するのは元気で活動的なコンディションである証だと
捉えてください。逆に強いストレス状態であったり
体調の悪いディスカスは喧嘩をしません。

喧嘩は避けられない前提で、魚の組み合わせを考えたり
逃げ場所や死角作ってあげたりしてみてください。

余談ですが、水槽内を同性だけの組み合わせにすると
ピタリと喧嘩はなくなります。

 

Q12 色揚げフードは与えるべき?

 

ディスカスは観賞魚ですので、自身が所有するディスカスをどのように

観賞するかは飼育者の自由であると思います。
ですので、自身のディスカスに色揚げ飼料を与えて色彩を華やかにするのは
魚を観賞するという観点から、とてもポジティブな行為だと思います。
色揚げの程度もその方の自由でしょう。

一部のワイルドディスカスや、その血を受け継いだ
タンクブリードディスカスの中には
色揚げ飼料を与えずとも、成熟とともに
強く濃い赤色を発色するものがおります。
そのような希少で特別なディスカスは得てして非常に高価ですが
趣味の世界ですので、その希少なものにこだわって収集したり
自身でブリードしていくのも良いと思います。

 

Q13 ハンバーグ・乾燥飼料に餌付かせる方法は?

 

ディスカスは雑食性の魚ですので
本来なら何でも食べる可能性を秘めている魚です。
ただしディスカスは比較的臆病な魚でもあり
見知らぬ素材の飼料にあまり興味を示さない面もあります。

ワイルドディスカスは特に臆病な面があり
ハンバーグや乾燥飼料に餌付かせるのは簡単ではありません。
赤虫など、彼らの好物に慣れてしまうと
見知らぬ飼料に興味を示さなくなり
餌付けが難しくなってしまいます。


ディスカスを様々な飼料に餌付かせる方法のコツは?

”今まで食べていたものに似た、あるいは似せたものから餌付かせる”
もう一つ
”空腹、飢餓状態を利用する”
の2つです。

ワイルドディスカスの餌付け法は、元来ワイルドディスカスが
故郷のアマゾンで食していたものに似た”人工飼料”を与えることからスタートします。
それは非常に薄いフレーク状の乾燥飼料です。

ワイルドディスカスは生息現地アマゾンで腐った葉などを多く食べているそうです。

エアレーションなどで水流のある水槽に薄いフレークフードを入れると
ヒラヒラと舞うのですが、その様子がワイルディスカスにとって
腐った葉に見えるのかもしれません。
数日餌切りしたワイルドディスカスは
空腹感と好奇心で、ひらひら舞うフレークフードを
口に入れては吐き出す行為を繰り返します。
そのうち、この飼料は食べることが出来るものだと認知し始めて
徐々に食べるようになるのです。

ワイルド、ブリード問わずディスカスには、この傾向はあるのでは?と思っております。
ワイルド、ブリードディスカス共に乾燥飼料の中では、
ひらひら舞うフレーク餌に対して最も興味を示すように感じます。

ちなみに茹でた葉物野菜を与えるとワイルドディカス、ブリードディスカスともによく食べます。腐った葉に似たものとして認識しているのでしょう。

薄いフレークフードを食べるようになれば
次は粒エサやハンバーグへの餌付けに移行していきます。
何故なら薄いフレークフードは水を汚しやすく、また
栄養価もディスカスにとっては不足気味だからです。

餌付いたフレークフードの使用原料を確認して
近い原料で栄養価の高い粒状の飼料を探し、与えてみると良いでしょう。
少しづつ餌付くはずです。
ハンバーグもフレークフードにエビなどが入っていれば
エビがミックスされているハンバーグを与えてみるのも
良いかもしれません。
こうやって様々な飼料に餌付けしていくわけです。

 

Q14 ディスカスが大きくなりません。原因は?

 

飼料の栄養価や、量に不足があって成長速度が鈍化したり
幼魚期の大事な成長期に体調を崩してしまい
成長しなくなることもあります。

十分に飼料を与えていると思っていても
水槽内の飼育匹数が多すぎる場合
1匹あたり割りあてられる餌の量が少なくなり
飼料を上手く早く食べる個体ばかり成長して
弱い立場の個体や餌を食べるのが
下手な個体の成長は思わしくなくなります。

常に健康状態を維持して、適切で十分な飼料を
適切な数の生体に与え続けることが
ディスカスを成長させる技術の基本となります。


Q15 ディスカスが黒ずみ元気がありません。原因と解決法を教えてください。

 

水槽内にワイルドディスカス、またワイルドの観賞魚が持ち込んだ原虫、寄生虫の影響でなければ
黒化症状の原因は主に濾過機内の”菌類”であることがほとんどです。

 

1つは外部から持ち込まれた菌の感染症。※集団感染症になる場合が多い。
集団感染症は新規魚が、病原菌を持ち込んで発症する場合がほとんどです。
病原菌といっても、新規魚にとっては自分が通常持っている菌であり常在菌になります。

 

もう一つは、飼料の与えすぎや
不適切なメンテナンス、不適切な濾過装置、濾材の使用などで
濾過機内で増殖する”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”が原因の場合。

”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”が
濾過機内で異常に増殖している環境では、常在病原菌も乗じて
増殖し様々な病気を発症しやすくなります。
カラムナリス症やエロモナス症の症状がそれにあたります。
黒化したり粘液を出したりする症状も濾過機内が健全な状況では発症しにくいものです。

以下、それぞれの治療・解決法です。


●外部からの菌による集団感染症のケース 治療法

水槽内のディスカスのほとんどがヒレをたたみ、黒化し、粘液を出しながらフラフラ泳ぎだした場合。
新規の魚が持ち込んだ菌で大規模な感染症が起きたケースです。
この場合は、ただ水温を34度まであげて回復を待つこと。これだけが適切な治療法になります。
収容匹数が多い水槽では、濾過バクテリアの活動が必ず必要になりますので
グリーンFゴールドやエルバージュなどの抗菌薬は絶対に使用しないようにしてください。
また収容匹数が少ない水槽でも、抗菌薬は使用しない方が良いと思います。

高温飼育状態で、魚の粘液で水の濁りがひどくなった場合は水換えを行ってください。
また水換えをしない間にPHが落ちていきます。
PHは5.0を切るようでしたらPHがPHが6.0ぐらいまで上がる程度に水を換えてください。
この状態を維持していると
時間をかけて魚1匹1匹が感染症からゆっくり回復していきます。
長い場合は全魚が回復するまで半月以上かかる場合がありますが
感染した魚のほとんどがこの方法で治癒いたします。
体力のない個体は死んでしまう可能性がありますが、致し方ございません。

 

収容匹が多い環境で、集団感染症が発症して抗菌薬を使用した場合、大惨事となります。
水温をあげて、抗菌薬を使用したのちに、濁りが出たため水換えをすると
飼育水がアルカリ性に傾いてしまいます。
硝化菌が抗菌剤によりダメージを受け、大幅に減少したことが原因で
アンモニアへの硝化作用は滞ってしまいます。
結果アンモニアの強烈な毒性でディスカスがどんどん死んでいきます。
非常に悲惨な状況になりますので、重々気を付けてください。

 

●常在病原菌症が原因のケース 治療法

 

1匹や1部の個体が菌感染症の症状として黒くなっている場合。
加えてカラムナリス症の場合。※エロモナス症の治療法は異なります。

グリーンFゴールドやエルバージュを使用して数日で症状が回復するケースがほとんどです。
投薬して症状が治まるまでは、ハンバーグや、乾燥飼料などの栄養価が高い飼料を給餌せず
赤虫だけを与えるようにしてください。
投薬して1週間程度様子を見て症状が回復していれば飼育水を1/3~1/4程度
換水します。その後は通常通りの飼育に切り替えてください。
※1週間様子を見て水換えをする理由=抗菌剤によってダメージをうけた硝化菌類が復活するのを待つためです。

また水槽の立ち上げ後間もないバクテリアバランスが不安定な環境
濾過槽内を掃除しすぎたり、水道水で掃除したりしても
バクテリアバランスが狂い、好ましくないバクテリアが異常増殖して様々な病気を発症しやすくなります。
気を付けてください。


ディスカス不調の根本原因は”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”の増殖!!

あなたの環境で”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”が増えてないですか?

飼料の与えすぎや不適切なメンテナンス、不適切な濾過装置、濾材の使用などで
濾過機内で増殖する”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”が
濾過機内で異常に増殖することで軽い不調の症状から、重度の病気の原因になります。
またディスカス特有の”拒食”症状の原因もこの菌の増殖が根本原因となります。

 

濾過機内の菌類の状態が思わしくない場合に
魚の呼吸が早くなったり、片エラで呼吸しだしたり
エラをこすったりする仕草を見せ始めます。
水槽内の活性度も下がってきて
体色を黒化する個体も現れ始め
餌を食べる勢いも弱まってきて、さらに餌を食べない個体が出てきます。

 

このような場合は速やかに濾過機をチェックして
問題がないか確認してください。

 

スポンジフィルターがヌルヌルしていたり、ヘドロが詰まっていたり。
上部濾過機の中がヘドロだらけになっていたり、異臭がしたり
またオーバーフローシステムのサンプ内の
大量の濾材を長期にわたって交換していなかったり
環境により問題部分は様々です。

 

この問題の解決法はただ一つ。濾過の状態を速やかに立て直す事です。
以下、その手順になります。

 

まず水槽環境内の悪い部分に見つけ出すこと。
悪い部分の一度に全て取り去り新品に交換するのではなく
現状の濾材をある程度のを掃除したり、一部新品に交換しながら
徐々に環境を改善していきます。
有益なバクテリア剤を使用すると状況の改善は確実に早まります。

 

スポンジフィルターがヌルヌルしていたり、ヘドロが詰まっていたりしている場合
スポンジを水槽からだしてバケツ内で絞ってください。
絞った状態でスポンジの匂いを嗅ぎ硫黄臭がするようだったら
悪い菌類が水槽内で優勢に活動している証拠です。
内部のヘドロを排出してスポンジに弾力が戻ればそれを水槽に戻してください。

 

※1度絞ってスポンジが弾力を取り戻さない場合は
最後飼育水に浸してバケツ内で絞ってください。

 

有機質を分解する善玉バクテリア剤(従属栄養細菌)やPSBを投与して、当面ハンバーグや乾燥飼料の給餌分量を減らし
冷凍赤虫やフリーズドライ飼料など、飼育水に有機質が溶出しづらい飼料をメインに与えて
有機質を分解する善玉バクテリア(従属栄養細菌)やPSBが活発に活動し始めるのを待ってください。
徐々に水槽の濾過環境していきます。

 

上部濾過機の中がヘドロだらけになっていたり、異臭がしたり
またオーバーフローシステムのサンプ内の
大量の濾材を長期にわたって交換していない場合。

 

まずは濾過機から濾材を全て取り出してください。

上部濾過機の場合は、濾過機の底部がどのようになっているのか確認できるはずです。
ヘドロがたまっているようなら、排出し、濾過機を水道水でなく飼育水など
カルキのない水で洗ってください。
濾材の一部(1/3~1/4)を新しものに換えて上部濾過機にセッティングし
(新しくいれた濾材をネットに入れておくと新旧がわかりやすい)
濾過機を稼働させます。
有機質を分解する善玉バクテリア剤(従属栄養細菌)やPSBを投与して、あと餌に関してはスポンジ濾過の時と同じ。
2週間から1カ月ごとに古い濾材を(1/3~1/4づつ)新しい濾材に換えていきます。

オーバーフローの濾材も同じ要領で濾過槽の掃除と濾材の交換、バクテリア剤を投与します。

 

市販されている濾材を水に浸すタイプの濾過機で、セラミック製やガラス製の濾材を使用していると
必ずこのような掃除と濾材の交換を定期的に行う必要があります。
これは大量の”ひき肉”を水槽に入れるディスカス飼育では避けられないことですので、注意してください。

 

構造上”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”が増殖しやすい濾過機=外部濾過機など
ディスカス飼育に不向きな濾過機を使用して
ディスカスが不調状態が絶えない場合もあります。

飼育できない訳ではありませんが、トラブルが絶えないため
出来るなら速やかに他の濾過機に変更することをお勧めします。

 

Q16ディスカスが餌を食べなくなりました。拒食症の原因と解決法を教えてください。

 

ディスカスの拒食症は
ディスカス飼育者を悩ます一番厄介な症状です。
何故なら拒食症の原因はどの資料や本、ネットの情報にも明確な原因が書かれていないため
飼育者は拒食症の予防はもちろん、飼育者が意図せず
実践している飼育法を行うことにより、次から次へとディスカスを
拒食症に陥らせてしまうからです。

 

原因がわからなければもちろん効果的な治療法や予防法もわかりません。
多くのディスカス飼育者がこの拒食症状を克服できず
治療にてこずって、魚を十分に成長させることが出来なかったり
再発を繰り返し、治療することばかりに力を注ぎ
心置きなくディスカスを観賞できなくなる状況に陥る事もございます。

 

ずるずると拒食状態を長引かせてしまい、魚は痩せこけて行ってしまうばかり
何をやっても魚を救う事ができず
気が滅入ってしまうこともあるでしょう。

 

飼育者がディスカスの拒食症に苦しまないためには
まずディスカスの拒食症状は原因を理解し
治療する事、そして何よりky職掌を予防することが何より大事だと思います。
原因さえ認識できればばその原因を避けるようにすれば良いだけだからです。

 

拒食症の原因と発症プロセスを説明する前に
まず一つ、飼育者の方々に必ず理解していただきたいことがございます。

 

ワイルドディスカスなら現地生息地
ブリードディスカスなら生まれ育ったファームにおいて
きっとですが、ほぼ1回もそのディスカス達は
拒食症にならずに成長し、各飼育舎の水槽へやってきている筈です。
もし飼育者の水槽に拒食症のディスカスがいるのならば、
その飼育者の飼育環境に100%問題点が必ずあるということ。
この事実から目を背けず、認識しなければならないということです。

 

しかし、ちゃんと飼育している筈なのにどこに問題があるのか?
さっぱり見当もつかない方も少なくないと思います。いやそう思われるのは当然のことなのです。

 

ディスカスを飼育したいと思われる方々は非常に慎重で真面目な方が多いと思います。
ディスカス飼育をするにあたってディスカス飼育に関する様々な資料、本、ネット情報を確認されながら
ディスカスを飼育されている方がほとんどだと思います。

 

しかし、ディスカス飼育に関する様々な資料、本、ネット情報に書かれている通りに飼育しているのに
拒食症は発症するのです。実に不思議だと思いませんか?

 

実の皆様がご覧になっているディスカスの飼育情報には、大事な部分がごっそり抜けていたり、誤りがあったり
さらに飼育用品を販売したいがために、ピント外れの事が、さも当たり前
ディスカス飼育のスタンダードのように書かれているものが、少なからず存在しております。


中には、しっかりディスカスと向き合ったことがない方が、どなたかの情報をアレンジして掲載しているものもございます。
昔のディスカス本も実は”あまりディスカス飼育が上手でない方””が書いているものも存在します。
要するに、その全てではありませんが、ディスカスをうまく飼育していない方が唱えるディスカス飼育法を
ディスカス飼育者の皆様は参考にされているということになるのです。

 

正否もわからぬ情報がごった煮状態でネットにあふれているせいで
ディスカス飼育者は誤った”自己流ディスカス飼育法”を実践することになり
その結果、ディスカスは拒食になっていると言っても良いと思います。

 

私もディスカスの拒食症には長く苦しんだ経験あります。
給食症の原因と治療法を様々なアプローチで検証し探り当ててきました。
そして拒食症の原因となる部分を飼育環境からそぎ落とし、現在の飼育法に行きついております。

 

ではまず拒食症が発症に至るまでの原因と発症に至るプロセスをご紹介いたします。

 

拒食症発症のトリガー(きっかけ)となるのはディスカスが水槽内で受ける様々なストレスです。

 

1.新規魚が新しい環境(水質)に馴染んでおらずストレス状態にある。
2.同居魚にいじめられてストレス状態にある。
3.光が強すぎてストレス状態にある。

1は新しい環境に慣れてくれば餌を食べるようになります。

2,3は環境改善をすれば良いでしょう。

以上は3つは拒食といっても、”体調を崩して餌を食わなくなる”状態ではありません。
ストレス状態にあることで、餌を食べる余裕がない状況と言ってもよいかもしれませんので
環境に慣れてきたり、ストレス状態の原因が改善すれば比較的簡単に解決するものです。

飼育環境により、他にも様々なストレス状態の原因はあるでしょう。

 

ただ、このこのストレス状態に”あること”がプラスされる事で、ディスカスは深刻な拒食症に陥ってしまいます。

 

その飼育水槽が、Q15でも出てきました
ディスカス不調の根本原因”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”の増殖している環境に
なっている場合です。

 

人間でもそうでしょう。例えば風邪の症状。
冬の間、ストレス状況が続き、免疫力が下がっているところに
冷え込んだ入り、空気も乾燥して風邪の菌が繁殖しやすい状況になれば
人は、一発で風邪をひいてしまいますよね。
ディスカスの拒食症も全くそれと同じなのです。

 

ディスカスの飼育環境で、何らかの原因でストレス状態が続き
そのストレスで免疫力が下がった個体が
濾過器内で増殖した”ディスカスが好まないものを作り出す悪い菌類”の影響で
体調を崩し餌を食べなくなる。
これが拒食の発症プロセスです。

 

ワイルドディスカスの生息地やディスカスのファームでは
この要因が揃うことがないため、ディスカスは拒食症にならずに
成長し、健康に生きていくことが出来るのです。

 

ですので、悪い状態になってしまった濾過環境を改善しない限り
拒食症状はストレス状態の高いディスカスから順番に発症し続けていくことになります。
拒食のディスカスが出てきたら、まずは濾過環境のチェックと改善。これを速やかに行う事です。
濾過環境の改善法はQ15に記載しておりますので、ご覧になってください。

 

次は、拒食症になってしまったディスカスの治療法です。

 

濾過環境が改善しない限り、拒食症の症状は治癒いたしません。
そうは言われても、拒食症状は出来るだけ早く治療したいと思うのが飼育者共通の想いでしょう。

 

では濾過環境をより早く改善する方法=拒食症を出来るだけ早く治す方法をご紹介します。

 

早く濾過を改善するの方法=Q15に記載した濾過改善法(濾過器の清掃、濾材の交換、餌の工夫)を行い
アンモニアが出ていないことを確認したうえで
以下の事を行ってください。

 

”結晶塩、粗塩でも可””を最大0.5%(飼育水100リットルに対して塩500g)を
水槽に入れます(悪い菌類の一部にダメージを与えます) ※この濃度の塩浴は丸3日間以上は危険です。

 

水温を32度に高めます(善玉バクテリア剤の菌類、PSBなどの活性を上げる)
丸3日間様子を見て塩分を抜くため水換えし、またバクテリア剤をいれ、32度での飼育を続ける。

 

拒食魚の活性が上がった来たら、刻んだ赤虫を与える。
興味を示したり、口に含んで吐き出すようなら
そのまま刻んだ赤虫の給餌を続ける。
よく食べるようになれば、刻んでいない赤虫を与える。

 

※拒食症の程度によって、単独飼育、あるいは、拒食症の個体が”一番強いポジションになる環境での飼育”をする必要があります。リラックスさせることで餌への興味を再び持ちやすくするためです。

 

以上の工程が拒食症原因、発症プロセス、そして治療法となります。是非実践してみてください。

 

Q17 濾過機の掃除をしたらディスカスがポップアイになってしまいました。餌食いも悪く動きも鈍い状態です。治療法は?

エロモナス菌由来のポップアイ症でしょう。 濾過槽の掃除しすぎて良性の菌類にダメージを与え 菌バランスが狂い悪性菌が増え 常在菌であるエロモナス菌が活動しやすい状況になったためと考えられます 高温治療は絶対NGです。 急速に悪化して死に至ります。 塩浴も効果がありません。 水温26度で観賞魚用パラザン(100リットルに対して20ml)薬浴 回復するまで水換えをせず phは6.5辺りの弱酸性を保たなければならないため 可能な限り病魚単独にて治療してください。 やもえず他魚を同居させる場合は、PH降下を遅らせるため 餌を与えないでください。 次第に目が引っ込んでいきます。 回復したら水換えを行ってください。

Q18 ディスカス飼育に役立つ善玉バクテリアの働きを教えてください。

 

当店ブログに掲載した

ディスカス飼育に水質浄化バクテリアをは必要なのか?Part1~Part6オマケ編 のリンクをご紹介いたします。

 

 

日本はもの作りの国だけにアクアリウムの世界も機材重視、マテリアル重視の傾向がありますね。

 

 

立派なオーバーフローシステムにしたからさぞ良いと濾過が出来るだろう。

これだけ良い濾材を使っているからすぐ濾過が立ち上がる筈。

上部濾過機と外部濾過機とスポンジフィルターを付けたから、濾過はいつでも安定するはずだ。

 

 

上のような考えはディスカス飼育にほぼ通用いたしません。

どのような濾過機や濾材を使うかも重要ですが

水槽内でどのような菌類が活動しているのか?の方がはるかに重要なのです。

 

 

確かに日本はものづくりの国ですが、発酵文化の国でもあります。

良い菌類の力を借りて人々が生活してきた長い歴史があり、また現在でも

良い菌類を様々な分野で役立てる研究がされてます。

是非以下の内容をお読みになって

皆様の水槽内の”良い菌=善玉バクテリア”について考えてみてください。

 

本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part1

https://ciaociao-blog.blog.ss-blog.jp/2020-03-03

 

本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part2

https://ciaociao-blog.blog.ss-blog.jp/2020-03-05

 

本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part3

https://ciaociao-blog.blog.ss-blog.jp/2020-03-14

 

本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part4

https://ciaociao-blog.blog.ss-blog.jp/2020-03-20

 

本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part5

https://ciaociao-blog.blog.ss-blog.jp/2020-04-07

 

おまけ

本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part6オマケ編

https://ciaociao-blog.blog.ss-blog.jp/2020-05-14